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  • 執筆者の写真柏木

みんな大好き益田先生(&隙あらば自分語り)

どうも。ASDライター・柏木です。


ご多聞に洩れず精神科医・益田裕介先生の動画毎日観てます。

精神科医がYouTubeで専門的な知識を無料配信してくれる。いい時代になりましたなあ……。




適当に動画を持ってきてみましたがこういうキャッチ―な動画ばかりではありません笑

真面目な精神医学動画もたくさん撮られてます。



なんか飄々としてていいんですよね。世間がイメージするような温厚で柔和な精神科医! って感じではないんですけど、サバッとしててなんかいいんですよね。

精神医学の動画をほえーと思いながら観ています。


この動画もよかったです。



見たら私と同じ岡山出身なんですね。ほーん。

これは主観ですけど、岡山県民ってあんま「俺たち同郷! ウェーイ☆」とはならないんすよね(諸説あります)。郷土愛があまりないのかもしれません。


私が岡山の学校や家庭でとことん暴力を受けたから郷土愛がないだけなのか、〝岡山県民〟に共通の感覚なのか。とりあえずウインカー出さないのは謎い。


あと私がなんとはなしに益田先生のファンなのは、先生が防衛医大出身で、身体的にきつい状況下で(おそらく)、医学の勉強をされたという経歴に(恐れ多くも)勝手にシンパシーも抱いているからです。


私は岡山の短大を卒業後、一年間岡山で働いてから東京の大学に編入したんですね。両親は当然学費など一円も出さなかったので、私は日経新聞の新聞奨学生になりまして、新聞配達のかたわら大学に通ったんですね。2年間やりました。新聞奨学生。


新聞奨学生の一日のスケジュールはだいたいこんな感じです。



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2:00起床 作業着を着て作業場へ降りる 作業場準備


2:30 紙受け 手入れ開始(昨夜準備したチラシを新聞に折り込む作業)


~3:00 梱包して中継(一度に330部は自転車に積みきらないので、大体60部くらいを梱包し、その束を店長に車で中継場所まで運んでもらう)を出す


3:00くらい~ 配達出発 雪の日と冬の雨は寒い


6:40 配達から戻る


~7:00 片付け 取り置き作業 不着してないか心配なときはめぼしいポストに見に行く


7:30 朝食


8:00 つかの間の仮眠


9:00~14:30 大学 


14:30 ダッシュで店に帰る 夕刊準備


18:00 夕刊から戻る


18:15 順路帳読み合わせ 事務作業 販促品の配達があればまた出かける


19:00~ レポート執筆 卒論など


21:00 就寝

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いまでも覚えているのは、私は「第9区」だったということです。

朝刊がだいたい330部、夕刊が250部でした。配達は私は遅かったので3時間はかかりましたね。


そういう心身ともにきつい肉体労働をしながら大学で勉強したんですね。その点で、私は勝手に益田先生にシンパシーを感じてるんです笑


新聞奨学生は当時「平成の蟹工船」って呼ばれてましたからね。いや~乗ったわ蟹工船。カニ缶いっぱいあったわ。


新聞販売店の専業さん(学生ではなく、販売店に勤務する社員の人)も個性豊かというか、元キャバクラ経営者とか、少年院上がりの人もいたんですけど、また例によって私が少年院上がりの人に目をつけられてしまうんですよね。発達障がい者独特の〝被虐傾向〟なんですかね。その人に配達部数を増やされて(区を移されて)しまいました。いまとなってはもう仕方ないですけどね。いや~なついわ。


そのときの副主任が人生最初の彼氏だったんですけど、私が睡眠不足で朦朧としてる中私からお金をどんどん持って行くんですよね。それで集金のお金をパチンコに使い込んだりしてて。まっとうな精神状態なら交際しないというか、冷静に考えるとかかわってはいけないタイプの男性なんですけど、当時私は付き合ってしまったんですよね。なついわ。


……いや、やっぱり益田先生に共感するとか益田先生に失礼だな。益田先生は純粋に肉体的にきつかっただけだもんな。私みたいによくわからない虐待は受けてないはずだから。うん。


その元彼様も私がアスペルガー障がいであると知ってるんだから、まともな男性なら障がい者からお金借りよう(そして返さない)とは思わないですよね。新聞販売店業界というのは、中には折り目正しい青年とかもいるんだろうけれど、中にはちょっとかかわってはいけないタイプの男性もいるということですね。


思い出すのが、姫野カオルコ先生の『彼女は頭が悪いから』ですね。





この小説はひたすら女性が〝男〟に怒りまくっている本と捉えられがちですけど、ある種の救いもあるんです。それは、〝まっとうな男性〟が二人登場するということです。一人が、主人公に対する見知らぬ人々からの誹謗中傷コメントに反駁した青年。もう一人が、主人公の高校時代に、主人公に数学を教えた非常勤教師です。〝男〟だから、〝男〟がすべからく全員〝悪い〟というわけではないんです。ことはそう単純じゃないんです。


数学教師との「記憶」(主人公が黒板の問題を前に緊張していると、深呼吸をしてみいと教えてくれた記憶)によって、主人公は公衆電話を前にとっさに深呼吸をして、無事通報することができた。本当に象徴的だな、と思います。男と女の関係性の代表例と思われる〝恋愛関係〟は主人公を救ってはくれなかった(なんならこっぴどく傷つけた)、救ったのは「学び」を介した関係性だったんです。


話しが逸れました。私も「男性」との記憶でよい記憶がないだろうか、と思い起こしてみると、三人だけ出てくるんです。


一人が、実家近所の図書館で、当時館長を務めていらした司書の先生です。当時私は小学校低学年だったのでレファレンスサービスを受けるという感じではなかったんですけど、いつもにこにことしていて、本の受け渡しが嬉しかったんですよね。


もう一人が小学校の用務員の先生です。当時私は図書室で本ばかり読んでいたんですけど、ある日読んだ本(学校の怪談話の本)に「『ムラサキカガミ』という言葉を二十歳まで覚えていると死ぬ」と載っていたんですね。


私は悩むわけです。忘れようと思うとむしろ忘れられない(シロクマ問題のように)。これはもう二十歳で死んでしまうのかと思って、ある冬の日教室のストーブにあたりながら、隣にいた用務員の先生に深刻な表情で相談するわけです。これこれこういうわけで、もう自分は二十歳で死ぬのではなかろうかと。


すると先生は笑いながらなーに、大丈夫だよおと言うんですね。それで私は拍子抜けして、少々ホッとしたわけです。


残り一人は、新宿区の社会福祉士の先生ですね。当時私は福祉サービスを受けていたので、月に1回社会福祉士の先生と面談していたんですね。私は最初は緊張しまくっていたんですけど、だんだん慣れてくると冗談も言えるようになってきましたね。進化論のモノマネをしたのを覚えています。


この三人が私にとって暖かい記憶を残してくれた男性たちなんです。私と〝恋愛関係〟になった男性というのは、総じてよくわからなかったですね。私には恋愛は向いてないんですね。


念のため申し添えますが、こう言うと「まともな男性となら幸せになれるはず」とまたしても〝恋愛〟を勧めてくる人(なぜか女性に多い)がいるのですが、いろいろ吟味した上での〝恋愛〟からのフェードアウトですので、くれぐれもよろしくお願いしますね。


性的な関係性というのは、愛情ぶかくあればもちろん幸せになれるものだろうし、ほかの方々がそういった関係性で幸せである、というのを否定するわけではないです。

ただ恋愛/結婚って、やはり向き不向きがあると思うんです。ただただ私には向いてない。それだけなんです。サウスジョージア島のオットセイだって8割はぼっちで死んで行きますでしょう。


さらに恋愛/結婚というのはしばしば人を傷つけるじゃないですか。それは不貞であったりDVであったり理由はさまざまだけれども、そういった理由からリスクを抑えようと思うのはさほどおかしなことではないと思いますよ。ましてや私は今までさんざん傷ついてきたわけですからね。


月並みですが、性的な関係性ばかりが男女の関係性ではない、と提言したところで〆させていただきます。






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