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  • 執筆者の写真柏木

#ブックレビュー 認知行動療法に助けられている。

認知行動療法の考えかたにずいぶんと助けられている。


認知行動療法には思うところが多すぎて、いざ語ろうとなるとなにを語っていいのか見当がつかなくなる。それくらい好きすぎるのだ。

また奥深く、学べば学ぶほど新たな発見があるのも面白いポイントである。


認知行動療法をあえて一言で言い表すと、〝科学的かつ自由にものごとを考える〟ということだといえる(あくまで私の解釈だが)。


以前、映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と認知行動療法を関連づけてnoteに書いたものがあるので念のため置いておく。

https://note.com/kashiwagi0407/n/n9b4b3f2cf4ea


上記noteで言ったことといえば、「それって悪いことなの?」とはきわめて認知行動療法的なセリフである、ということである。

法律に抵触しない限り、なにをやろうが自由である。「悪いこと」では当然ない。大事なのは、「自分がなにに価値を感じるのか」ということである。


みずからの信じる価値をもとに、のびのびとやりたいことをやっていい。認知行動療法はそのことを繰り返し語りかける。そのためのメンタルケアの手法を具体的かつ多彩に用意している。


また、認知行動療法は研究者によって多少〝カラー〟が異なると感じる。基本的な考え方は共通だが、技法の組み合わせ方や説明の仕方に多少先生の個性が表れているとなんとはなしに感じる。


だから初回で合わなかったと感じても、認知行動療法をやりたいという意思がある限りいろいろと試しつつ繰り返し練習するのは悪いことではないと思う。


有名だが、益田裕介先生の無料のワークブック もあるのでまずはこちらが手っ取り早いと思う。慣れてきたら書店でセルフケア本を購入すればよい。


一応、私が愛用している認知行動療法はナツメ社の『今日から使える 認知行動療法』なので下記に紹介しておく。


すでにおわかりのとおり、認知行動療法は一朝一夕には身につかない。私はなんだかんだ10年以上認知行動療法に取り組んでいる。認知行動療法は魔法ではなく、どちらかというと筋トレのような肉体的トレーニングに近い。愚直に、繰り返し練習するほかないのだ。


だが少しずつ上達してくると、認知行動療法の〝面白さ〟がわかってくる。また同時に、世間がいかに「認知のゆがみ」にとらわれているかがわかってくる。そしてだからといって特段世間にマウントを取るでもなく、ただ飄々と自分のケアのために認知行動療法を用いる。


そういう世界が待っている。それが認知行動療法である。




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